突如として世界経済を揺るがす深刻な問題が起きるように、経済は常になにが起きるか予想できません。そのため、公的年金制度が安心できるものとして持続していくために、年金の財政状況の見直しをすくなくとも5年ごとに行うことになっています。この年金財政の見直しを
財政検証とは、今後の人口や社会・経済状況について一定の前提を置き、おおむね100年間にわたる将来の保険料収入や年金給付費といった年金財政の状況を見通す(試算する)ものです。財政検証を行い、変化する社会経済情勢に適切に対応していくことで中長期的に持続可能な運営を図っています。
どんなシミュレーションをするの?
どんなことを考えてシミュレーションしているのかというと、
- 今後の人口。少子高齢化はすすむのか。どの程度?
- 労働力人口は増えるのか。減るのか。
- 物価や賃金の上昇率
など、将来の人口や経済状況について複数のパターンを用意し、それぞれのパターンで年金制度が100年つづいていくようにシミュレーションを行います。この見通しを少なくとも5年おきにやっているのです。