更新日:2023年4月13日
物価スライド・賃金スライド・マクロ経済スライドとは?
年金の物価スライド・賃金スライド・マクロ経済スライドとは、人口や物価など大きく変化していく社会において、公的年金制度を維持できるように採用された仕組みです。それぞれの仕組みの概要は以下のようになっています。
物価スライド・賃金スライド(インフレに対応)
物価が上がっているのに、それに対応して年金額が変わらなければ年金の価値が下がってしまいます。物価や賃金の変化に応じて年金額を改定する仕組みを物価スライド・賃金スライドといいます。
マクロ経済スライド(少子高齢化にも対応)
少子高齢化により、年金を受給する世代が増え、保険料を納める現役世代が減っています。そのままにしておけば年金財政(納める保険料と給付する年金額)のバランスが保てません。そこで、物価や賃金の変化とともに、現役世代の減少と平均寿命の延びに対応・調整することで年金財政のバランスを保ちます。こうした仕組みをマクロ経済スライドといいます。