経過的加算を式にあてはめて計算
(1,701円 × 1 × 480ヶ月)-( 816,000円 × 480ヶ月/40 × 12ヶ月)=
上記のように、20歳~60歳まで40年間厚生年金に加入している場合、経過的加算は360円になるので年金額にあまり影響しません。
経過的加算を式にあてはめて計算
(1,701円 × 1 × 456ヶ月)-( 816,000円 × 432ヶ月/40 × 12ヶ月)=
上記のように、厚生年金に加入している期間が480ヶ月を満たしていなければ、60歳以降に厚生年金に加入して働くと経過的加算が増えます。60歳以降に2年間働くことで老後の年金が1年間に約4万円加算されます。
経過的加算を式にあてはめて計算
(1,701円 × 1 × 480ヶ月)-( 816,000円 × 432ヶ月/40 × 12ヶ月)=
上記のように、60歳以降に4年間働くことで老後の年金が1年間に約8万円加算されます。ただし、これ以上厚生年金に加入して働いても経過的加算は増えません(経過的加算については厚生年金の加入期間が480ヶ月が上限であるため)。
※厚生年金の加入期間が480ヶ月を超えても報酬比例年金は加算されます。報酬比例年金については加入期間に上限はありません。
経過的加算を式にあてはめて計算
(1,701円 × 1 × 480ヶ月)-( 816,000円 × 480ヶ月/40 × 12ヶ月)=
上記の条件だと、60歳以降に2年間働いて厚生年金に加入していたとしても経過的加算はあまり増えません。なぜかというと20歳~60歳までに40年(480ヶ月)厚生年金に加入しており、加入期間が上限(480ヶ月)に達してしまっているので、経過的加算はそれほど増えずに480円となってしまうのです。
※厚生年金の加入期間が480ヶ月を超えても報酬比例年金は加算されます。報酬比例年金については加入期間に上限はありません。
※老後の年金がどれくらいになるかについては老後の年金はどうやって計算する?を参照。