年金とパート収入があるひとに同一生計配偶者がいるとき、住民税が非課税(0円)になる条件は以下のようになっています。
※同一生計配偶者とは、合計所得48万円以下の配偶者(老齢年金だけなら158万以下)。
ややこしいのですが、扶養親族や配偶者がいるときの住民税が0円(非課税)になる条件は市区町村によって変わります。
※この記事では下記の市区町村の場合で計算しています。
・東京都
・群馬県館林市
・静岡県静岡市
・北海道旭川市
住民税が0円になるには、前年1月~12月までの合計所得金額が(本人+同一生計配偶者+扶養親族数)× 28万円 + 26.8万円以下であること。
※上記の赤文字の部分が市区町村で変わるんです。
※参照:館林市HP個人住民税(市・県民税)
配偶者を扶養してるといくらまで住民税0円?
配偶者を扶養しているなら(本人1 + 同一生計配偶者1人 + 扶養親族数0)× 28万円 + 26.8万円 = 82.8万円なので、合計所得82.8万円以下だと住民税が0円になります。
※同一生計配偶者とは、合計所得48万円以下の配偶者(老齢年金だけなら158万以下)。
※扶養親族とは、合計所得48万円以下の親族。
例えばあなたが65歳以上であり、1年間(1月~12月まで)の収入が年金収入110万円、パート収入が130万円のとき。
まず年金についての所得を計算
年金収入は110万なので所得は以下のようになります。
次に給与所得を計算
次に、パート収入が130万なので所得(給与所得)は以下のようになります。
次に合計所得を計算
所得は上記2つなので、合計所得金額は以下のようになります。
あなたの合計所得は82.8万円以下になるので、あなたの住民税は0円になります。
配偶者を扶養してるといくらまで住民税0円?
配偶者を扶養しているなら(本人1 + 同一生計配偶者1人 + 扶養親族数0)× 35万円 + 31万円 = 101万円なので、合計所得101万円以下だと住民税が0円になります。
※同一生計配偶者とは、合計所得48万円以下の配偶者(老齢年金だけなら158万以下)。
※扶養親族とは、合計所得48万円以下の親族。
配偶者を扶養してるといくらまで住民税0円?
配偶者を扶養しているなら(本人1 + 同一生計配偶者1人 + 扶養親族数0)× 31.5万円 + 28.9万円 = 91.9万円なので、合計所得91.9万円以下だと住民税が0円になります。
※同一生計配偶者とは、合計所得48万円以下の配偶者(老齢年金だけなら158万以下)。
※扶養親族とは、合計所得48万円以下の親族。
配偶者を扶養してるといくらまで住民税0円?
配偶者を扶養しているなら(本人1 + 同一生計配偶者1人 + 扶養親族数0)× 32万円 + 29万円 = 93万円なので、合計所得93万円以下だと住民税が0円になります。
※同一生計配偶者とは、合計所得48万円以下の配偶者(老齢年金だけなら158万以下)。
※扶養親族とは、合計所得48万円以下の親族。
以上のように、住んでいる地域によって住民税が0円になる条件が違うことを覚えておきましょう。
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