お金をかせいでいれば大人じゃなくても
所得税はお金をかせいでいるひとにかけられる税金なので、たとえ学生だとしてもお金を稼いでいれば所得税を納めることになります。
お金をたくさんかせげば所得税も多くなる
あまりお金をかせいでいない人は所得税は少なく、たくさんかせぐ人は所得税が多くかかるようになっています。
ためしに所得税を計算してみよう
【計算のながれ➊】
たとえば、会社からもらった給料が1年間で200万円なら、給与所得は132万円になります。
※サラリーマンには経費が無いかわりに給与所得控除が経費の役割を担っています。これのおかげで所得が減り、かけられる所得税も少なくなる仕組みになっているんです。
所得が200万円のときの所得税の計算
たとえば所得が200万円、所得控除が90万円とすると、所得税は55,000円になります。
※所得控除は人によって増減します。くわしくは下記で説明しています。
税金を安くしてくれるもの
所得控除とは、所得を減らして税金を安くしてくれる制度です。
※控除は「差し引く」という意味です。
所得が減れば税金が安くなる
所得控除によって所得が少なくなれば所得税も少なくなります。
所得の多さによって税率がかわる
所得税はたくさんお金を稼いでいるひとに多くかかるようになっています。
なぜかというと、所得の多さによって税率が変化するためです。
税率は5%~45%に決められる?
所得税の税率は5%~45%になるように決まっており、1年間にかせいだお金が多ければ税率も大きくなります。
※課税所得とは「所得 ― 所得控除」のこと。
たとえば、所得が300万円、所得控除が100万円だとすると、税率は10%になります。
まとめ
所得税は1年間(1月~12月まで)の所得にかけられる税金です。つまり、お金を稼いでいる人の多くは所得税を支払うことになります。
たとえばあなたが高校生だとしても、アルバイトで年収103万円を超えれば所得税を支払うことになります。
「税金は大人になってからでしょ?」と勘違いしている方は気をつけましょう。たとえ未成年だとしてもお金を稼げば税金を支払わなくてはいけないことを覚えておきましょう。
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