ベーシックインカムとは国民一人ひとりに対して無条件に・定期的に・少額の現金を配る制度のことです。
個人全員に対して無条件に支給されるところがポイントです。
※したがって、「仕事等をしないとお金が支給されない」などの条件はありません。
また、全員に支給されるので、所得審査をするための調査費用や調査時間がかからないことがメリットです。
さらに、受給者が”後ろめたさ”を感じたりすることなくお金を受け取れるのがポイントです。
※生活保護だと受給者が「申し訳ない気持ち」になったり、あえて受け取ろうとしない人がでてきてしまいます(生活保護の悪い点です)。
現在までにスイス、ナミビア、インド、カナダなど世界各国で導入実験が行われています。
ベーシックインカムの目的はみんなの暮らしを経済面で基礎的に保障することです。
※ベーシックインカムは、裕福な暮らしを保障することや全ての社会保障制度や福祉サービスを廃止することを目的とした制度ではありません。
20世紀から21世紀となり、経済のあり方が大きく変わった現在、世界各国で貧困や不平等が拡大しています。
この問題を緩和し、国民の経済的な安全を保障するためにベーシックインカム(経済面での基礎的な保障)が必要なのではないかと議論されているのです。
ベーシックインカムを導入することで下記のような効果が期待できます。
※すべての方に給付されるので、受給者を物乞いのような立場に置かずにすむ。
※所得が少ない人ほどお金の重みが大きいから。格差緩和。
など。
ベーシックインカムの反対論として下記のようなことがよく挙げられます。
など。
ベーシックインカム(BI)についてはメリットもありますが、実現するには財源が必要であることをしっかり覚えておきましょう。
ベーシックインカムを導入した際にどんな利益があるのか、そしてどんな不利益があるのかを考えなければいけません。
くわしい内容は下記の記事で説明しているので気になる方はチェックしておきましょう。
くわしいベーシックインカムはこちら
ベーシックインカムとは?メリットや反対論など詳しく解説